アニメーション制作会社コモンセンスが7月22日、東京地裁から特別清算開始決定を受けたと東京商工リサ―チが報じています。
コモンセンスは、創立以来長らくアームスの名称でアニメ制作を手掛けていた会社。「エルフェンリート」「MEZZO-メゾ-」などの作品のほか、「一騎当千」アニメシリーズでも知られています。
「一騎当千」が好調だった2009年6月期には売上高3億9000万円をあげていましたが、その後は減収傾向に。同社は2020年5月31日に株主総会の決議により解散し、今回の特別清算開始となりました。
SNSでは「全部好きで見てたやつだよ」と、同社のアニメに親しんでいた人から驚きの声も上がっています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/afbe198d89f54828071ee67e742529e7b05514a2
法人税など計約1億3千万円を脱税したとして、東京国税局が法人税法違反などの疑いで、人気漫画「鬼滅の刃」のアニメ制作を手掛ける会社「ユーフォーテーブル」と同社社長を東京地検に告発したことが3日、関係者への取材で分かった。
https://this.kiji.is/640741278316020833
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、アニメ業界が大きな打撃を受けている。声優のアフレコ収録が中断するなど制作が頓挫。放送延期する作品が続出しそうだ。
「3密」の危険性をはらむアフレコ収録。スタジオは無音状態にするため扉を閉じ切った「密閉」の状態。その狭いスタジオに声優が「密集」し、1つのマイクに複数人が声を発することも多い「密接」の場所。3密の構成要件を全て満たす。
「北斗の拳」のケンシロウなどの役で知られる神谷明(73)は先月30日、収録に対して「今はとても怖い」とツイッターで打ち明けた。その後、声優が個別に収録する対応も取られたが、現在は全ての作品で収録がストップしている。
さらに、アニメの素材となる作画作業も遅延。制作は海外への外注が主流で多くは中国、韓国の制作会社が担っているが、感染拡大の影響で進んでいない。
関係者は「日本に素材が届かない」と明かし、「長寿作品は再放送でしのげるが、新作はそうはいかない」と頭を悩ませている。
現在国内では年間100本前後のアニメが放送されている。1クール(3カ月)の制作に約10カ月を要するとされ、テレビ局関係者は「ドラマやバラエティーを含め、全番組の中で一番時間がかかるのがアニメ。制作体制が平常に戻っても、アニメはすぐに放送できない。放送延期の作品が続出するだろう」と話しており、状況は厳しい。すでに各局で、7月や10月に開始予定だった作品の放送延期が検討され始めているという。
余波はタイアップ商品などにも及ぶ。主題歌などの音楽作品、ゲームとのコラボレーション、フィギュアなどのグッズの販売も、放送の見通しが立たない限り進まない。
関連イベントも続々と中止になっており、声優らの生活にも大きな影響が出ている。
近年はソフトパワーとして盛んに輸出され、海外にもファンの多い日本アニメ。外出自粛中の需要も多いだけに、制作スタッフは「作品を待っている人がいるのに、お届けできないことがもどかしい」と話している。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200420-00000034-spnannex-ent
国内取引と国外取引の税制の違いを悪用し、消費税約3000万円を脱税したとして、東京国税局が消費税法違反の疑いで、アニメ制作会社「ティーエーピー」(東京都杉並区)と、実質経営者の熊瀬哲郎氏(68)を東京地検に告発していたことが10日、関係者への取材で分かった。
関係者によると、ティー社は別のアニメ会社から受注した原画や動画の制作を、消費税が掛からない中国や韓国の下請け業者に発注したのに、複数の国内会社に発注したように偽装。
消費税の控除額を水増し申告し、2018年6月までの2年間で、計約3000万円の納付を免れた疑いが持たれている。
国内会社はいずれも熊瀬氏らが代表を務めるペーパーカンパニーで、熊瀬氏はティー社宛ての虚偽の請求書を作成。
納付を免れた3000万円を、ティー社の事業資金や、私的な住宅ローンの返済費に充てるなどしていたという。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019061000427
http://news.livedoor.com/lite/topics_detail/16473996/
『サマーウォーズ』や『若おかみは小学生!』などの作品で知られるアニメ制作会社「マッドハウス」(東京都中野区)が、労使協定で定められた上限を超える違法な時間外労働と、割増し賃金の未払いがあったとして、新宿労働基準監督署から是正勧告を受けていたことが、5月17日わかった。
ブラック企業ユニオンが同日、東京・霞が関の厚生労働記者クラブで会見を開いて、明らかにした。勧告日は4月17日。
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男性はブラック企業ユニオンの記者会見に同席して、月最大393時間の労働時間、37日間の連続勤務など、すさまじい勤務実態があったことをうったえた。ある日、帰宅途中で倒れて、救急車で運ばれ、その後、心因反応と診断されたという。
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脱税額は4億円 大人気アニメ「鬼滅の刃」制作会社の被災地チャリティーにも不正疑惑
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190412-00011441-bunshun-ent
「週刊文春デジタル」が報じた アニメ制作会社「ユーフォーテーブル」の脱税疑惑。3月12日に始まった東京国税局の“ガサ入れ”調査により、4億円に上る申告漏れがあったことが判明した。当局関係者への取材でわかった。
「ガサ入れが行われてから近藤光社長(49)は数日間、自宅にこもって毎日弁護士と話し合いを続けていました。『週刊文春デジタル』の取材を受けた直後は、『問い合わせがあっても答えないように』とかん口令を敷き、本人は出社していなかった。しかし先週くらいから、ブスッとした表情で、毎日、東京スタジオ(杉並区)に出社して、仕事に向き合い始めました。
劇場版『Fate』シリーズは全3章中、現在第2章が公開中です。第3章の仕事をユーフォーテーブルが受けられるのか。そして4月6日から放送がスタートしたアニメ『鬼滅の刃』(テレビ東京系)の放送は続けられるのか。戦々恐々としている状況です」(ユーフォーテーブル関係者)
実際の税務処理はどうなっていたのか、東京国税局の捜査関係者が話す。
「同社は現金でのやり取りがほとんどで、記帳をきちんとしておらず、本来、為されるべき会計処理が行われていなかった。捜査はまだまだ続くが、こちらが把握している脱税額は4億円。追徴課税は2億円といったところだろう」
また年2回、同社が徳島市で行っている町興しイベント「マチ★アソビ」で、2011年10月から毎回催されている、東日本大震災被災地のための「チャリティーオークション」の収益の使途についても、不正会計の疑惑があるという。3月28日の報道以降、「週刊文春デジタル」編集部に多数の情報提供が寄せられた。
骨董通り法律事務所の小林利明弁護士が解説する。
「被災地復興のためと銘打ってチャリティーオークションをしているにもかかわらず、その収益を違う使途で使えば、刑法第246条の詐欺罪にあたり、10年以下の懲役が科される可能性があります。また、法人が計上すべき収益をきちんと申告していなかった場合には、法人税法違反、つまり、脱税になります」
一連の疑惑について、ユーフォーテーブルに取材を申し込んだが、期日までに回答はなかった。
アニメ制作のゴンゾ、2018年12月期は売上高15億2700万円、営業損益3億9900万円の赤字 34億円の債務超過に
アサツーディ・ケイ子会社でアニメ制作会社のゴンゾの2018年12月期の連結決算が有価証券報告書で判明した。売上高が15億2700万円、営業損益3億9900万円の赤字、経常損益4億3300万円の赤字、最終損益5億9700万円の赤字だった。34億円の債務超過となった。前の期は、12月期に決算期の変更を行った影響で 、9ヶ月決算となったために直接比較はできないが、売上高8億8400万円、営業利益8300万円、経常利益3600万円、最終利益2億1600万円だった。
アニメ制作品数の増加により売上が堅調に推移したものの、売上原価の増加、出資した作品の回収可能性の低下によるコンテンツ版権の評価損の発生などが収益を圧迫したようだ。
また債権の貸倒れに備えて貸し倒れ引当金を増やしたことも響いた。
なお、主要な顧客ごとの売上を見ると、ディー・エル・イー(DLE)<3686>向けが3億7000万円で最も多く、全体に占める割合が24.2%だった。
以下、総通、アサツーディ・ケイ、NAVER Corporationと続いた。
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https://gamebiz.jp/?p=235371
アニメ制作会社「ユーフォーテーブル有限会社(以下、ユーフォーテーブル)」に脱税疑惑が持ち上がり、3月12日、東京国税局による“ガサ入れ調査”が行われたことが「週刊文春デジタル」の取材でわかった。
「ガサ入れの当日、午前10時頃に高円寺の社屋1階にあるカフェや徳島のカフェ、そしてアニメ制作を行っている下井草の東京スタジオにも国税の捜査員が入りました。高円寺には30人もの捜査員が入った」
(ユーフォーテーブル関係者)
ユーフォーテーブルは、アニメ制作プロデューサーの近藤光氏(代表取締役社長)が2000年に立ち上げたアニメ制作会社だ。2017年にヒットしたアニメ「活撃 刀剣乱舞」、自衛隊が“萌え系”を採用したとして有名になったアニメタッチの自衛官募集ポスター制作など話題作を手掛けている。
「ユーフォーテーブルの代表作と言えば、やはりゲームの世界をアニメ化した『Fate』シリーズでしょう。劇場版『Fate』シリーズでは、2017年に公開された第1章が観客動員数で98万人を超え、興行収入は15億円を達成。現在、公開中の第2章は前作を超え、観客動員数100万人を突破する大ヒットになっています」(アニメ業界関係者)
同社はアニメ関連グッズの販売などを手掛けているが、在庫数や販売数の管理は杜撰で、いくつかの店舗では、売り上げた現金を会社の銀行口座に入金するのではなく、社長自らが現金の束を回収するという悪質な所得隠しとも考えられる会計処理をしていた。
元国税調査官の松嶋洋税理士が解説する。
「仮に売り上げが30億円で、半分の15億円の所得を隠していた場合、追徴課税は加算税や延滞税、そして消費税なども含めると同額超になる可能性もあるでしょう。今後1年くらいかけて調査が続けられると思いますが、起訴、逮捕の可能性も十分に考えられます」
東京国税局に取材を申し込んだが、「個別の案件には答えられません」と回答。だが、関係者によれば、近藤氏は当局に対して容疑を認めているという。ユーフォーテーブルに事実確認を求めると、「近藤の意向が会社の意向ですので、社長に直接聞いて下さい」と答え、近藤氏にも電話と手紙で取材を申し込んだが、期日までに返答はなかった。
「週刊文春デジタル」では、ユーフォーテーブルの経営実態などについて詳しく書いたオリジナル記事を公開中だ。
https://bunshun.jp/articles/-/11227?page=1
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