法人税など計約1億3千万円を脱税したとして、東京国税局が法人税法違反などの疑いで、人気漫画「鬼滅の刃」のアニメ制作を手掛ける会社「ユーフォーテーブル」と同社社長を東京地検に告発したことが3日、関係者への取材で分かった。
https://this.kiji.is/640741278316020833
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、アニメ業界が大きな打撃を受けている。声優のアフレコ収録が中断するなど制作が頓挫。放送延期する作品が続出しそうだ。
「3密」の危険性をはらむアフレコ収録。スタジオは無音状態にするため扉を閉じ切った「密閉」の状態。その狭いスタジオに声優が「密集」し、1つのマイクに複数人が声を発することも多い「密接」の場所。3密の構成要件を全て満たす。
「北斗の拳」のケンシロウなどの役で知られる神谷明(73)は先月30日、収録に対して「今はとても怖い」とツイッターで打ち明けた。その後、声優が個別に収録する対応も取られたが、現在は全ての作品で収録がストップしている。
さらに、アニメの素材となる作画作業も遅延。制作は海外への外注が主流で多くは中国、韓国の制作会社が担っているが、感染拡大の影響で進んでいない。
関係者は「日本に素材が届かない」と明かし、「長寿作品は再放送でしのげるが、新作はそうはいかない」と頭を悩ませている。
現在国内では年間100本前後のアニメが放送されている。1クール(3カ月)の制作に約10カ月を要するとされ、テレビ局関係者は「ドラマやバラエティーを含め、全番組の中で一番時間がかかるのがアニメ。制作体制が平常に戻っても、アニメはすぐに放送できない。放送延期の作品が続出するだろう」と話しており、状況は厳しい。すでに各局で、7月や10月に開始予定だった作品の放送延期が検討され始めているという。
余波はタイアップ商品などにも及ぶ。主題歌などの音楽作品、ゲームとのコラボレーション、フィギュアなどのグッズの販売も、放送の見通しが立たない限り進まない。
関連イベントも続々と中止になっており、声優らの生活にも大きな影響が出ている。
近年はソフトパワーとして盛んに輸出され、海外にもファンの多い日本アニメ。外出自粛中の需要も多いだけに、制作スタッフは「作品を待っている人がいるのに、お届けできないことがもどかしい」と話している。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200420-00000034-spnannex-ent
http://news.livedoor.com/lite/topics_detail/16473996/
『サマーウォーズ』や『若おかみは小学生!』などの作品で知られるアニメ制作会社「マッドハウス」(東京都中野区)が、労使協定で定められた上限を超える違法な時間外労働と、割増し賃金の未払いがあったとして、新宿労働基準監督署から是正勧告を受けていたことが、5月17日わかった。
ブラック企業ユニオンが同日、東京・霞が関の厚生労働記者クラブで会見を開いて、明らかにした。勧告日は4月17日。
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男性はブラック企業ユニオンの記者会見に同席して、月最大393時間の労働時間、37日間の連続勤務など、すさまじい勤務実態があったことをうったえた。ある日、帰宅途中で倒れて、救急車で運ばれ、その後、心因反応と診断されたという。
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海外でも高い評価を受ける日本のアニメーションの制作に関わる人の労働環境をテーマにしたシンポジウムが開かれ、若手アニメーターの厳しい労働実態が報告されました。
シンポジウムは文化庁などが23日、都内で開き、業界団体が去年行ったアニメの制作に関わる人の労働環境の調査結果が報告されました。
対象は、絵を描くアニメーターと呼ばれる職種を中心に監督やシナリオライターなどで、およそ1500人に調査票を配布したほか、 インターネットでも協力を呼びかけ382人から回答がよせられました。
それによりますと、全体の平均年収はおよそ441万円で、前回、5年前に行った調査と比べ100万円余り増加しました。
これは全産業の平均年収と比較しても9万円ほど上回っています。
しかし、20歳から24歳に限ると、平均年収はおよそ155万円で全産業の平均年収を100万円余り下回りました。調査を行った団体によりますと、アニメの制作現場では若手アニメーターが大量の絵を描く作業などを担当していて、引き続き厳しい労働環境に置かれていることが分かったとしています。
このあとの有識者によるディスカッションでは、10年後にもよいアニメを作るためには、若手アニメーターにお金をかけ育てる必要があるといった指摘や、労働組合を設置してはどうかといった提案が出されていました。
日本アニメーター・演出協会の入江泰浩代表理事は「前回の調査より改善はしているものの、まだ、恩恵を受けていない人もいる。 働きやすい業界にしていきたい」と話していました。
NHK NEWS WEB(2019年2月23日 20時24分)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190223/k10011825831000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_003
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20181230-OYT1T50016.html
歩合制強要・ずさん契約…アニメ業界働き方調査
政府は、アニメ業界の労働環境の整備に乗り出す。
日本のアニメ関連業界が国内外で計上した売上高は、2017年に2兆1527億円と07年に比べて1・6倍に伸びたが、過酷な労働環境から、制作現場が韓国や東南アジアなどへ移る傾向にある。現場の実態調査をもとに契約に関する指針を改定し、制作者が良質な作品作りを続けられるようにする。
アニメ制作は、30分番組で3000枚を超えるとされる原画の作成や、動画の撮影など人手がかかる作業が多い。経済産業省によると、制作者の9割が個人で仕事を請け負っており、制作会社との間で低賃金の歩合制を強要されたり、発注書を渡されなかったりするなど、ずさんな契約を結ばされることが多いという。
▼上記リンクより、一部抜粋。続きはソースにて
月に15万円、できたら20万円の収入がないと、ゆとりが出来ないな。やっぱり、並行して2本のテレビアニメの演出をしないとダメか。1本に集中して仕事をしたいのですけどね。月収10万円。これがアニメ業界歴20年の演出家の月収です。
— 西村大樹 (@taiki_nishimura) 2017年5月21日
@yukito_wakwak 1本、基本的に23万程度が相場で2ヶ月かかるので月に10万円程度になります。
— 西村大樹 (@taiki_nishimura) 2017年5月21日
自分が月収10万円程度でやっていけるのは、マンションを購入したため家賃がないのと時々アニメ以外で大きな仕事があるから。家賃を払っているなら、1本の作品に集中してなんていられませんよ。何本か並行してやらないと。でも、そうすると休めなくなるんですよ。結果、自分は心を病みましたから。
— 西村大樹 (@taiki_nishimura) 2017年5月21日
追加情報(笑)いままでで1番高かったテレビアニメの演出料は30万円。1番安かったのは16万円。高かったのは中堅制作会社の作品。安かったのは大手制作会社の作品。なお、高かった作品はスポンサーが超大物でした。
— 西村大樹 (@taiki_nishimura) 2017年5月21日
近年アニメ作品のエンドロールで女性スタッフの名を目にする機会が増えてきました。女性アニメーターの視点でみたアニメ業界とは――。「総作画監督制」「アニメの放送落ち」「今と昔の新人アニメーターの仕事量の違い」など、アニメ業界が抱える問題について現役女性アニメーターを取材しました。
●なぜ制作スケジュールがギリギリになるのか
取材に応じてくれたのは「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」2期や「黒子のバスケ」3rd seasonで作画監督、「Dance with Devils」で総作画監督など人気タイトルで活躍する小谷杏子さん。ゴールデンタイムのアニメから深夜アニメまで数々の作品に携わっている女性アニメーターです。
――2016年からアニメ作品数本で制作が放送に間に合わないという問題がクローズアップされるようになりました
小谷:そうですね。アニメーターが何人か集まると「放送落ち」の話題になっていました。
――そもそもなぜ制作が間に合わなくなってしまうのでしょうか
小谷:多くの作品はギリギリのスケジュールで制作していますから、どこかで詰まってしまうと、全ての作業が一気に滞ってしまいます。そうなると必然的に絵作りの期間が短くなり、最終的に制作が放送に間に合わなくなるのではないかと思います。
――スケジュールがギリギリになっているというのは最近のお話ですか
小谷:いいえ、ずっと以前から前日納品や当日納品といったものは存在していました。ギリギリ納品が常態化している制作会社もあると思います。
納品……放送局などに対して完成した素材を納めること。
――どこで作業が止まってしまうことが多いですか
小谷:監督の絵コンテが遅れてしまう場合もありますし、ケースバイケースです。例えばキャラクターデザインの時点でクライアントからOKが出ず、作画のステップに進めないという場合もあります。
――なぜクライアントからOKがでないのでしょうか。原作の絵とアニメの絵ではキャラクターのデザインが大きく変わってしまうということですか
小谷:いえ、そういうわけではありません。キャラクターデザインの担当者は通常、動画にした時の効率を考えてデザインをするのですが、それがクライアント側にうまく伝わらないと、修正がどんどん増えるということはあります。
――動画にした時の効率というのは
小谷:例えば原作よりも少ない線の本数でキャラクターを表現するということです。クライアントの中には「原作をそのまま再現してほしい」という方もいるのですが、漫画やゲームの場合とアニメの場合とでは制作手法や描く枚数も違うのでなかなか難しいです。
――例えばキャラクターデザインの段階で時間がかかるとどういうことになりますか
小谷:キャラクターデザインが決まらないと作画に入れませんから、やはり絵作りの期間を圧迫しますね。また作画に進めたとしても、都度手が空いているアニメーターに行き当たりばったりでお手伝いをお願いするということになってしまいます。
――スケジュールが遅れるとそういうことも発生してしまうんですね。小谷さんご自身は、アニメ制作のスケジュールがタイトになってしまう原因はどこにあると思われますか
小谷:いろいろな原因があるとは思いますが、総作画監督制がネックになっている場合が多いのではないかと感じています。私も総作監を担当することがあるので、心苦しくも思っているのですが……。
※総作画監督……話数ごとに存在する作画監督のタッチなどを統一するために存在する作画の総監督。基本的には1人で担当することが多い。
――具体的にはどういうことなのでしょうか
小谷:全てのカットに目を通し、主にキャラクターに対して修正が必要なところに修正指示を出すというのが総作画監督の仕事です。ただし制作会社や監督の意向によっては最初からカット数を制限している場合もありますし、手や足などの体のパーツのアップや小物しか映っていないカットでも全てチェックするという場合もあります。アニメを制作する場合は「1班は第1話担当」「2班は第2話担当」といった感じで、5~6班のチームが同時進行で動いています。これを1人の総作画監督が全カットをチェックするとなればボトルネックになってしまいます。
――ボトルネックになると、どういう作業進行になるのですか
小谷:やはり放送が差し迫っているものから優先で作業することになりますので、後ろの作業はさらに詰まっていくということになります。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170330-00000091-it_nlab-life
話題沸騰中の『けものフレンズ』、プロジェクトチームに初インタビュー! 誕生秘話からブーム到来までの歴史など「すごーい!」の連続3万字の大ボリューム
2017/3/4 13:30
(略)
――「すごーい!」の流行をお聞きしたかったのは、ネットの声で「あれはステマに違いない」と否定的な意見も見受けられるからです。
梶井:こっちはなにもしてませんよ(笑)。マジメに映像を作っているだけで手一杯ですから。
福原:そうです。僕らはステマじゃなくて、ビジネス的に完璧なステルスです。さっきも梶井さんが言ってましたが、ほとんどビジネスを考えないで進めてきちゃった作品ですからね。ちゃんとマーケティングしろよってね(笑)。
――ありがとうございます。よく考えたら、そんなステマをする暇があったら、グッズを発売したり、動物園に立て看板のひとつでも飾りますよね(笑)。
福原:最初の段階では、委員会のみなさんもコンテンツがどうなるかを見守っている感じがしていました。前例のない制作に、みなさん想像がつかなかったんじゃないですか?
梶井:他のアニメと違って、方程式のない作品なので、どう意見をしていいのかわからないんじゃないかと思うんです。
http://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1488452395
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